2020年12月度のCNNスペイン語放送のリポートによると、ラテンアメリカ地域では6カ国だけで新型コロナウィルス感染症予防ワクチンの治験が行われ、アルゼンチンもそのうちの1国となっています。これまで8のワクチン、そして22の治療薬の治験が認可されています。
同リポートではアルゼンチン感染症学会議長・ウエスペッド基金代表のオマール・スウェッド氏を紹介し、その中でスウェッド氏がアルゼンチンの治験に対するするメリットとして、研究の機構の充実、WHOのリフェレンス・オーソリティーの認可があるANMATのような監査管理機構があることを際立たたせています。
現在国内では6のワクチンの第3段階の治験が実施されています。まず2020年7月に最初に認可がおりたワクチンは治験第3段階を終えたファイザー社とBionTech社のもので、次いで8月にはEleaPhoenix社の中国のワクチンSinopharm,そして9月にはJohnson&Johnson社のJansenワクチンとなっています。
そして今年に入ってから、2の治験が認可されました。待たれていた効果が出ずに キャンセルされてしまったMerck, Sharp & Dohme (MSD)社とBayer社のCureVacです。
昨年の10月にはスペインのワクチンRutiが第2フェーズの治験が認可されました。