科学・環境・技術トピック・ニュース RAEラエ、世界に向けてアルゼンチン

ゲーテッドコミュニティにおけるカピバラの存在が議論されます

現在最も話題にのぼるトレンディーニュースは、ブエノス・アイレス州に位置するアルゼンチン最大のゲーテッドコミュニティNordeltaに現れるカピバラについてです。

Nordeltaは湿原地帯が大型開発されたもので、カピバラはそこにもともと生息していましたが、人間がそこに住居を構えたことで、ジャガーやピューマなどの天敵がいなくなり、現在は繁殖が止まらなくなり、エサも不足し、住居地に出現しては、庭の芝生や観葉植物を食い荒らすなどの被害を住民に与えています。またペットの小型犬に怪我を負わすとの苦情も出ています。

 

 

環境保護団体からは、カピバラが道路に追いやられ乗用車に轢かれる、または銃器により処分されていると抗議の声が上がっています。

Nordelta開発は10年以上前より始まっており、公有地の売却に始まり、河川の流路の変更、池の埋め立てなど自然環境の破壊が行われ、現在は国内最大のゲーテッドコミュニティで芸能人、政治家、スポーツ選手や起業家らの富裕層が選ぶ住居地の1つとなっています。