ラエ、世界に向けてアルゼンチン

パチャママ(母なる大地)、命を祝う祭事

毎年8月1日は、アンデス山脈に住む先住民族コミュニティーは、大慈悲で全ての生きとし生けるものを包み込み、全てに命を与え、終の住処となる母なる大地、パチャママを祝います。

この15年間でアルゼンチンではこの祭事の重要性はぐっと増しました。特に北東部の先住民族コミュニティーにとってはパチャママはエンブレム的な祝いとなっています。

8月1日の早朝、合唱で始まり、その日の宴のための食事と飲み物のメニューの下ごしらえと続きます。大地の恵みに感謝を意味します。

毎年尊い命のサイクルを新たにする祝い事で、差別なく全ての人が同じように感謝の気持ちを表します。

今日はアルゼンチン北東部に位置するサルタ州の国営放送局支局のスタッフが用意した人々の声、歌、コメントで構成されるオーディオお楽しみいただきましょう。人間に痛めつけられて、美しい自然が脅威に晒されている今、パチャママの祝い、母なる大地に謝意を表すことは大変重要となっています。トウモロコシを

始めとする大地の恵みの収穫を祝う人々の声が聴かれます。

サルタ州はブエノスアイレス市より北東に1500キロ離れています。

 

 

 

日本語訳・ナレーション:植田敬子
制作:シルバーナ・アベジャネーダ
ウェブサイト:フリアン・コルテス

アルゼンチン国営放送局サルタ支局
アナウンス:Luis Gomez.
編集:Rodrigo González Gomez.
サルタ州音楽バンド担当:Sabino Figueroa, Balvina Ramos, Taimof Roots.
歌声:Liliana Daunes.
監督:Dolores Plaza.