この月曜日、アルゼンチンは初めて国連人権委員会議長国として任を受けました。任期は来年2022年、16期となっています。
スイスのジュネーブで開かれた議会で、47の理事会構成諸国よりの要請で、アルゼンチンは議長国としての任を受けました。人権問題に関して世界のスタンダードを律する機構です。
議会終了後、サンティアゴ・カフィエロ外務大臣は自身のツイッターのアカウントで、この任命は、民主主義政権復活以来、これまでのアルゼンチンの人権問題に対する真摯な姿勢が評価されたものだとつぶやきました。
国連人権理事会議長国のトップとして、1993年外務省入省の弁護士であり、外交官キャリアのFederico Villegas Beltran氏が就任します。2020年3月よりスイス在住となっています。
就任スピーチでVillegas Beltran氏はアルゼンチンの人権擁護団体、5月広場の母・祖母の会の貢献を強調しました。
1970年代のアルゼンチン軍事政権下、行方不明の息子・娘、孫の探索要請のためジュネーブを訪れ、労力を尽くし、そしてその30年後、対拉致国際協定可決のためにも尽力しました。