アルゼンチンとブラジルはさる木曜日、ブラジルの首都・ブラジリアで南大西洋を和平・協力ゾーン(Zopacas)として制定することを調印しました。南大西洋圏構成諸国間の協力、科学交流、安全と防衛関係の構築を推し進める協定となります。 アルゼンチン外務省、マルビーナス諸島・南極圏・南大西洋局ギジェルモ・カルモナ長官のブラジル訪問の際、調印は行われました。 南大西洋圏はアルゼンチン、ブラジルとウルグアイの他に南アフリカ、アンゴラ、ベニン、カーボベルデ、リベリア、ナミビア、ナイジェリア、コンゴ、サントメ・プリンシペ、セネガル、シエラレオネとトーゴで構成されます。 カルモナ長官は国連・非植民地委員会でマルビーナス諸島におけるアルゼンチンの主権主権を支持するブラジルの姿勢に謝意を表しました。そしてマルビーナス諸島主権主張は南大西洋圏を和平と協力ゾーンとして認定する必要性を承認させる要因であり、また同地域における英国の存在は脅威となっているとのブラジルの姿勢を際立たせました。 ブラジルと共にボリビアは、1833年の英国によるマルビーナス諸島不法占拠に対し、抗議した最初の国々となっています。 そして、アルゼンチンと英国、両国の南極大陸の基地をベースに科学交流を念頭に置いた対話再開を求めるブラジル訪問であるとの見方を、カルモナ長官は示しました。 ….