2年間にわたって 世界の4大陸・32カ国の 大都市から離れた小さな村を訪れ そこに住む 少年・少女の世界や夢を描く プロジェクト “小さく大きな世界”を 展開した イラストレーターで 幼児教育・教員の イバンケ (本名 イバン・ケルネル)さん。そのインスピレーションはミューズのように彼の元に降りてきました。(...)
ブエノス・アイレスから西に860キロ離れた 内陸のサン・ルイス州のメルロ村は 世界で3番目に気候が体にいい場所として 知られています。 1796年の10月1日 コルドバ・トゥクマン州総裁の ソブレモンテ侯爵により メロ村という名のもと 集落の創設が 認定されます。この名称は 当時 リオ・デラ・プラタ副王制度下 5代目副王だった ポルトガルのペドロ・メロを称えるものでした。(...)
アルゼンチンの黒人の歴史は、人種差別的な思想を持った 指導者の影響で これまで隠し通されて、あまり社会に浸透していませんでした。教育現場、メディア、社会全体の無関心、不明確な統計データーなどで、アルゼンチンは ヨーロピアン白人の国という という間違った認識が 先行していました。(...)
1816年7月9日がアルゼンチンの独立宣言記念日として知られていますが、その1年前、本当の意味での 全国的で 当時にしては大変革新的であった 市民の権利を謳った 独立宣言が行われていたという史実は 余り知られてはいません。(...)
1810年の5月25日の 5月革命の後、アルゼンチン独立への道のりは 明確なものとなりました。植民地という過去から脱却し、将来どの政権も スペインよりの干渉を受けないとの 確信のもと、アメリカ大陸生まれの生粋の現地人による 政治・経済・社会参加を謳う 独立運動が 芽生え始めていました。…