逝去200周年を偲ぶ

本日6月17日は、スペイン統治よりアルゼンチンを開放し、独立への道を切り開いたJuan Martín Miguel de Güemes ホアン・マルティン・ミゲル・デ・グエメスの逝去より200年をむかえます。 グエメスは1785年アルゼンチン北部のサルタ州に生まれます。民衆により州のリーダー、今で言う州知事に選ばれ、6年間に渡って指揮を取ります。カリスマ的資質を有し、武装したガウチョス(牧童)で構成される私軍の敬愛を集めていました。また女性などを含む社会階級関係なく一般住民より絶大な支持を受けていたカウディージョ、リーダーでした。     グエメスが採ったのは、軍を構成し、まとめる資金が無かったため、決まった戦略無しで一般市民が武装し蜂起する、という作戦でした。 独立を勝ち取るため、グエメスと同様、当時のアルゼンチン北部の住民たちは、兵士たちが騎乗する馬、武装のための銃器や食料を差し出していました。女性たちは諜報活動に従事していました。 グエメスへの憧憬は今日まで変わるとこなく、崇められています。サルタ州では毎年記念行事が行われます。グエメスの独立への貢献を記念し、同州のガウチョ達が着用するポンチョは赤地に喪に服すを意味する黒地のリボンが編み込まれています。 1821年6月17日、36歳でグエメスはこの世を去りました。 日本語訳・ナレーション:植田敬子 制作・ウェブサイト:シルバーナ・アベジャネ−ダ フリアン・コルテス

アメリカ大陸ニュース

大統領選挙より一週間以上経った現在、まだ新たな大統領確定されていません。 投票数で左派候補のペドロ・カスティージョ氏は右派候補者のケイコ・フジモリ氏を僅かながらリードしています。フジモリ氏は不正選挙を告発しています。 この4月行われた大統領選挙で首位で通過した51歳のカスティージョ氏はそれまで全くの無名、農村地帯の教師そして教師組合の組員で、憲法改正を行い鉱山事業増税を掲げていた国内の政治・企業エリートを驚かせました。     公正選挙管理委員会がいつ大統領確定を発表するのか未定ですが、カスティージョ候補はこの不安定な状況を打開するため、一刻も早くの確定発表を求めています。 ケイコ・フジモリ氏は46歳、汚職と人権蹂躙で実刑判決を受けた元大統領アルベルト・フジモリ氏の長女で最後の一票が集計されるまで戦い続けるとのべています。 開票率が99%となった去る土曜日より、集計作業は一時停止となっており、カスティージョ候補がフジモリ氏に5万票の差をつけています。フジモリ氏の不正選挙の告発は十分な証拠がないとされています。 オブザーバーとして参加した国際機関は選挙は公正にクリーンに行われたと報告しています。 カスティージョ氏の勝利は南米諸国の左翼系思想の政治体制にとって重要な楔となります。カスティージョ氏はペルー北部の貧しい地域出身で、ペルーの経済成長より取り残されたと感じている貧しい農村地帯の支持を得ました。  

新型コロナウィルス:人類の歴史を塗り替えてしまったパンデミック

米国より93万回分のAstraZeneca社のワクチンが到着し、これで累積2千万回分を超えるワクチンがアルゼンチンに届いたことになります。 国内で製造された原液で生産されたワクチンで、メキシコで最終過程を終了し容器に入れられました。メキシコより米国経由でアルゼンチンに届きました。 さる金曜日には200万回分の Sinopharm社のワクチンと、アルゼンチン医薬・食料・医療技術品質管理局の認可を得て、緊急に保健省より許可がおりた540万回分の Cansino社のConvidenciaワクチンの購入契約が締結されました。      

最新技術が駆使される現在でもチャガス病はアルゼンチンで最も広がっている疫病となっています。 コロナ禍中でも感染媒体となる昆虫サシガメの発生に、続いて注意を促しています。 チャガス病は、クルーズトリパノソーマという寄生虫が、サシガメの媒介により動物や人に感染して発症する病気です。 主にアルゼンチン北部の貧しい僻地の住民や、その地域より都市部に移住した人々など推定160万人の患者がいると見られています。     土壁の住居に生息し、夜間活動するサシガメは就寝中の人々を吸血し、原虫を含む便を排泄します。眠っている人がうっかり傷口に触れたり、眼や口に触った時に、この病原体を含む排泄物が眼や口の粘膜、傷口などを通して人体に侵入し感染します。他にも感染経路として母子感染、病原体を含む食料や飲料の消費、輸血や臓器移植などが挙げられます。 病原体を含む食料や飲料の消費、輸血や臓器移植はアルゼンチン国内ではコントロールされています。 20年以上、予防対策は徹底され、9の州でサシガメを媒体とする感染は根絶され、現在5の州でも対策は採られ続けています。 感染者の3人に1人の割合で症状として心臓疾患が見られ、新型コロナウィルス感染症の重症化につながるリスクが高いことで、コロナ禍チャガス病にも注意を払う必要性が訴えられています。

短波放送とDX

世界の短波放送の情報ではじめましょう。 チリのRadio Triunfal Evangélica, 週末に周波数5825 khz, UTC時間23時以降放送されています。 土曜日限定でPan American Broadcastingの新しいサービス“Preparing for Jesus”, 周波数13.580 kHzウズベキスタンのMBR Tashkentを通しUTC時間1300-1400、出力100kW日本語番組が確認されています。 ミャンマー(旧ビルマニア)で軍事クーデターが起こり、新たな海賊版放送局が誕生しました。ビルマニア語番組がで周波数17.800 khz, マダガスカルのTalata Volonondryの送信機経由で、UTC時間1130-1200、16メーターバンド、出力 250 kWで 確認されています。     イランへ向けてRadio […]

開始あいさつ 国内新型コロナウィルスニュース アメリカ大陸ニュース DX情報番組     終了  

エルナン・エスペホとナシオナル・ロックの RAE世界に向けてアルゼンチン のための共同製作 アーティスト名:Yamir Safdie 曲名:“Caminar sola” ブエノス・アイレス州アエド市出身の女性シンガーYamir Safdieは、ジェンダー差別に関するテーマを発表しています。ウクレレ、ピアノ又はギターの伴奏を付けて。 “Caminar sola”(1人で歩く)は彼女の新しいシングルで、国際女性の日に発表されました。都市部で夜間感じる恐怖をテーマにしています。 デビュー後2枚目のレコードに収録されており、もう1曲“No me digas” は YouTubeで60万回以上視聴されています。         アーティスト名:Juan Rosasco en Banda ft. Palo Pandolfo […]

短波放送とDX

アルゼンチンのニュースではじめましょう。 ARSATアルゼンチン衛星公社とアルゼンチン農産・畜産・水産省は同業界の生産率向上を目的とする衛星技術を駆使するための協定を結びました。 期間は3年間で、光ファイバー、や衛星を介するインターネットバンドの使用を農地に提供し、通常のインターネット使用料金を低価格に抑えるパケット料金も設定されます。 ペルーのニュースです。     電波の違法・不正使用で現在裁判を起こされている地方自治体を救済するための法案が提出されました。 2018年から2020年まで、41のケースで罰金が科されており、全国の255の自治体が訴えられています。 罰金を払える財政状態ではない自治体がほとんどとなっています。 Apurímac, Áncash, Ayacucho, Huánuco, Junín, Cajamarca, Arequipa, Tacna, La Libertad, Cusco, Puno, Moquegua と Pascoの地方地域に集中しています。 グアテマラに移ります。 […]

開始あいさつ 国内新型コロナウィルスニュース アメリカ大陸ニュース DX情報番組 科学・環境 終了        

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